【第八回公演】琴庄神楽団「羅生門」・「土蜘蛛」

広島県北部の北広島町の豊平地域に籍を置き、琴谷天日神社と庄原八幡神社を守護神として崇拝し、

活動する団体です。

高宮町の神楽団より習い受けた従来の神楽を伝承するとともに、現在では、舞台芸能としての神楽にも

取り組んでおり、平成17年には後に世界遺産となった奥州平泉を、また平成22年には広島県の世界遺産

「宮島」を題材とする創作神楽「厳島」をつくり発表しました。

いつまでも初心を忘れる事なく、挑戦する気持ちを持って皆様の声援を何よりの励みとし、

精進してまいりたいと思います。

 

 

平安中期、京の都は、長雨、疫病、盗賊、の横行など不穏な世情が続いていました。

都羅生門で渡辺綱に茨木童子の左腕を切り取られた酒呑童子は、子分可愛さの念に惹かれ綱の乳母白妙の

身体に取り入り、自らがその白妙に化けて綱の屋敷に入り込み、ついにその腕を取り返してしまうのです。

綱は主君頼光の助けを得てこの妖鬼と戦うのですが、鬼達は虚空飛天の妖術で、大江山へと飛び去って

行くという物語です。

神楽は、奏楽、舞子、裏方のそれぞれの力が集まってできるものと考えておりますので、

全てをしっかり見ていただきたいです。

特に酒呑童子が渡辺綱の乳母白妙の身体に取り入り、白妙に化けて綱の屋敷に入り、綱に切り取った

左腕を見せるように願う場面では、所作や口上のやり取りで、深く感じていただければ幸いです。

大和の国の葛城山に、太古の昔より住み着いている土蜘蛛の精魂が、侍女胡蝶に化け、典薬の守からの

使いと偽って源頼光に毒を盛ります。

ついに念願を果たしたとばかりに飛びかかる土蜘蛛に必死で対抗する頼光は、名刀髭切り丸で斬りつけ

深手を負わせるのですが、正体を見破られた土蜘蛛の精魂は、糸を吐きながら逃げ帰ってしまいます。

源頼光は四天王を集め、土蜘蛛退治を命じますが、この時髭切り丸の太刀を「蜘蛛切り丸」と改めて

四天王に授けました。

葛城山の岩屋についた一行は、土蜘蛛の妖術に悩まされながらも、大激闘の末、蜘蛛切り丸をもって

これを退治するという物語です。

神楽は、奏楽、舞子、裏方のそれぞれの力が集まってできるものと考えておりますので、

全てをしっかり見ていただきたいです。

あらすじの内容を所作や口上のやり取りで、深く感じていただければ幸いです。

その中でも特に妖術を表す投げぐもは必見です。

2021年2月19日(土)・20日(日)開催「RCC早春神楽」

20日(日)に出演。

演目は、「土蜘蛛」です。

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