大正3年に宮崎神楽団の前進である日進神楽団として発足、途中改名もありましたが、
昭和34年に宮崎神楽団と改名、現在に至っております。
新舞いが中心で高田舞いを伝承しております。
主な活動は各地域の四季の祭りでの奉納や各種イベントへの出演等をしております。
まだまだ未熟ではございますが、「神楽らしい神楽」を目指し、後継者の育成と伝承に邁進したいと思っております。
皆様方の暖かいご声援をお願い致します。
信濃の国戸隠山深く住むという鬼女征伐の勅命を受けた、中納言、平の維茂主従は
道中紅葉を愛で、狩りを楽しみながら戸隠山へと向かいます。
維茂主従の動向を察知した鬼女は、麗しき女人に姿を変え山中で酒宴を謀り、
さしかかった維茂主従をその酒宴に誘い込みます。
酔い伏した二人の命を狙おうとしたとき、八幡の神の使い竹内の神が現れ
女人の正体を告げ神剣を授けます。
神剣を授かった維茂は、八幡の神の威徳のもと、めでたく鬼女を成敗すると言う物語です。
姫から鬼女へ徐々に変化していく様を舞子がいかに表現していくかをご注目ください。
天照大御神の弟、武速須佐之男の命が高天ヶ原より出雲の国に降り、
斐の川を上る途中老夫婦、足名椎・手名椎一人娘櫛稲田姫が
嘆き悲しんでいるのに出会い訳を尋ねると。
「我らには八人の良き娘がおりましたが、鳥上山に一つの胴に八つの頭をもった大蛇が
棲み着き、毎年一人ずつ娘をさらわれ、残る一人の娘もさらわれるかと嘆き悲しんでおります」
と答えました。
命は必ずその大蛇を退治する約束をして毒酒を造らせ、大蛇が飲み酔い伏した時に
十束の剣にてずたずたに退治します。
そのとき大蛇の体内から一本の剣が出てきました。これを「天の叢雲の剣」と命名しました。
後に三種の神器である「草薙の剣」と改名され熱田神宮に奉納されています。