平成７年神楽同好会として結成。平成９年神楽団再結成。
高猿神楽団は梶矢系神楽を中心に力を入れ日々練習しています。
現在の団員は２２名で、青年層を中心とした活気のある神楽に仕上がっています。
上演活動としては奉納神楽、競演大会、各種イベント、慰問等に出演させていただいています。
また平成１９年に高猿神楽ジュニアを結成し、後継者育成も視野に入れ活動しています。
これからも皆様の温かいご支援をいただきますよう、団員一同日々精進していきたいと思ってい
ます。
今回上演する「紅葉狩」は、コロナ禍の中作った演目で、
団員の中でも思い入れの深い演目です。
一生懸命頑張りますので、よろしくお願いいたします！！
秋も深まった戸隠山。中納言平維茂は狩猟の旅に出ましたが、信州の国戸隠山の山中で道に迷っ
てしまいました。
すると、人里離れた山中に、どこぞの高貴な姫君達か奥方達が、幕を張って紅葉狩の酒宴を開い
ていました。
道を尋ねようと立ち寄ったところ、酒宴を開いていた貴婦人方に声を掛けられ酒宴に招き入れら
れます。
維茂は勧められるまま酒を飲み、美しい舞に打ち興じているうちに酔いが回って寝てしまいま
す。
やがて貴婦人方は忽然と姿を消してしまいました。
夢枕に現れた八幡大菩薩から「この美女こそ維茂の命を狙う鬼女である」との警告を受け、神剣
を授かりました。
夢から覚めた維茂は、八幡大菩薩を念じて刀を抜き、鬼女を退治したのでした。
須佐之男命が出雲の国、斐の川にさしかかると、娘を大蛇に食べられてしまうという老夫婦に
出会いました。
命は老夫婦に毒酒を作らせ、これを大蛇が飲んで酔ったところを退治します。
この時、大蛇の尾から出た剣は、天叢雲剣（あまのむらくものつるぎ）として三種の神器の一つ
とし、熱田神宮に祀られています。
