平成10年、広島県広島市安佐町飯室の野原八幡神社(のばらはちまんじんじゃ)を
御祭神として設立しました。
阿須那系八調子を源流とする、梶矢神楽団に師事を受けています。
「神楽とは何か?」を考え、儀式舞、儀礼舞、能舞の流れをふまえ、先人たちの
築き上げた心意気を学びたいと考えています。
今後とも芸を磨き、観る人の心に残る神楽を舞い、また足を運んでいただけるよう
日々精進していきたいと思います。
戻り橋において、渡辺綱は、主君の命を受け、鬼神征伐に向かい、取り逃がしてしまいますが、
童子の「左の腕」を切り持ち帰ります。
左腕を切り落とされたと嘆く子分の姿に哀れを覚えた酒呑童子は、自ら綱の乳母「白妙」へと
姿を変え、綱の屋敷へと急ぎます。
一方の綱は、主頼光の命により物忌みに入り、対面を願う偽白妙を拒み、引き取るように
申し出ますが、実の親に同じ白妙の言葉に心惹かれた綱は、白妙を屋敷の中へと招きいれて
しまいます。
正体を現した童子は、結界を破り、左腕を取り返し、茨木童子に揉みつけ、飛び去ろうと
しますが、異変に気がついた綱に阻まれます。
鬼の前に打ち倒されようとした綱を助ける為、岩清水の御幣を頂いた頼光が現れますが、
激戦の末、取り逃がしてしまいます。
頼光は、鬼の住処「大江山」こそ決戦の地と定め、物語は、大江山へと続いていきます。
たらちねの 母に代わりて 育てたる 君の姿をみるぞ 嬉しや