令和6年度【第七回あさきた神楽公演】亀山神楽団・亀山子供神楽

亀山子供神楽は、現在小学1年生から中学3年生までの23名で活動しています。

地元の亀山公民館で毎週金曜日に、亀山神楽団の団員の指導により稽古に励んでいます。

神楽の基本や決まりごとなど、限られた時間の中で、団員全員が鍛錬することで、

感謝の気持ちや挨拶を指針に、私たちの神楽を見て笑顔になり、感動していただけるよう、

活動しています。

団員一同、団結して精一杯の力で皆様に元気を伝えられるよう、

一生懸命披露させていただきます。

 

平安中期、天慶の乱にて平将門が敗れ、あえなき最期を遂げます。

将門の娘・五月姫は父の無念を晴らそうと、日頃より信心している貴船の社へ七日七晩の祈願を

していました。

七日目を迎えた満願の日、五月姫は貴船の神より妖術を授かり、自身の名を「滝夜叉姫」

と改め、恨みを晴らすため下総国・相馬城へと向かい、かつての将門の従者と共に仲間を

集め動き出します。

滝夜叉姫が悪事を働くことが都にまで聞こえると、朝廷より平貞盛、陰陽師・大宅中将光圀へ

滝夜叉姫征伐の勅命が下されます。

貞盛たちが下総国へと向かうと聞いた滝夜叉姫は、合戦の準備を整え、相馬城で迎え

撃ちます。

激しい合戦のすえ従者を討たれるも、滝夜叉姫は授かった妖術で貞盛たちを苦しめます。

しかし、遂には陰陽師の術によって破られ、昇天するという物語です。

 

 

私たち亀山神楽団は、昭和47年安佐北区亀山地区に住む「神楽」をこよなく愛する数名の

人達によって結成され、同好会として発足しました。

昭和61年に「亀山神楽団」と改め、現在に至っております。

「和をもって仲間・神楽と向き合う」を合言葉に、現在15名の団員と中学生2名の準団員で、

10代から50代と幅広く、いつまでも初心を忘れることなく活動しております。

また、現在は亀山子供神楽の指導にも力を入れており、次世代への伝統芸能の継承に

努めています。

主な活動は、地域の四季の祭りでの奉納神楽、各種イベントへの出演、福祉施設への

慰問等です。

これからも神楽を愛し、神楽に携わることを喜び、伝統芸能の継承・保存に努め、

地域の皆様に愛される神楽団を目指し、団員一同、精進して参りたいと思います。

 

都に仕えていた北面武士、坂田時行の妻・八重桐は、夫と死別して都を追われ、

一子・怪童丸と共に流浪の果て、越後国・上路山へと移り住み、山姥へと身を落とします。

賊徒平定・世直しをしながら、武勇に優れたものを探す旅をしていた源頼光は、家臣・渡辺綱と

共に凶賊征伐のため、東国に向かう途中、上路山に差し掛かった折に道を踏み迷い、

山姥の住処とも知らず、八重桐と怪童丸の館へと一夜の宿を求めます。

母子二人は、頼光たちが寝静まるのを待って斬りかかりますが、頼光と綱の武勇には敵わず、

怪童丸は母を逃がします。

しかし、八重桐は怪童丸を置いて逃げ去ることができず、自らの身の上を明かし、一命に代えて

怪童丸の助命を願います。

頼光は、母を救うために戦った怪童丸こそ、武勇に優れていると認め、

八重桐を討つことはせず、怪童丸を家臣に加える、という物語です。

 

様々な場面で、親と子がお互いに思いやる様子が見どころです。

 

お問い合わせ