当神楽団は土井泉(どいいずみ)神社を守護神として昭和57年発足。
山県舞(矢上系6調子)、高田舞(阿須那系8調子)の流派の異なる両舞を継承しております。
伝統ある郷土芸能を古き先人より学び「情感」ある神楽を目指し、我々の神楽が皆様方の
エネルギーとなればと願う所存でございます。
後継者育成に努め、地域に根ざし、人々の心の故郷となるよう団員一同努めてまいります。
何卒温かいご声援、ご指導賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
源頼光が瘧病(おこりやまい)に掛かり、寝込んでいるところへ卜部季武、坂田金時がご機嫌
伺いに訪れます。
頼光は、侍女の胡蝶に典薬(てんやく)の守(かみ)に薬をとりに行かせており、もう帰る頃
だから安心して休むように命じて下がります。
やがて胡蝶が寝所を訪れ、典薬の守からもらって来たという薬湯を勧めます。
勧められるままに、頼光がその薬湯を飲むとさらに具合が悪くなり倒れてしまいました。
じつは胡蝶は葛城山に棲む土蜘蛛で、頼光に恨みを抱き、頼光を毒殺しようとしたのです。
深夜になり、胡蝶は頼光に病状を尋ねます、そして今がチャンスとばかりに胡蝶が土蜘蛛の本性
を表し頼光に襲いかかります。
しかし頼光は、名刀膝切丸を振るって土蜘蛛に一太刀浴びせ
ると土蜘蛛はあっという間に逃げ
去ってしまいました。
この騒ぎを聞きつけた卜部季武、坂田金時は土蜘蛛の血痕を頼りに葛城山にたどり着き、
そこで土蜘蛛を見つけ激しい戦いの後についに土蜘蛛を退治します。