令和6年度【第八回あさきた神楽公演】宮崎神楽団

大正三年に宮崎神楽団の前進である「日進神楽団(にっしんかぐらだん)」として発足。

途中改名もありましたが、昭和三十四年に「宮崎神楽団」と改名、現在に至っております。

新舞いが中心で高田舞いを伝承しております。

主な活動は各地域の四季のお祭りでの奉納や各種イベントへの出演等をしております。

まだまだ未熟ではございますが、「神楽らしい神楽」を目指し後継者の育成と伝承に邁進したい

と思っております。

皆様方の暖かいご声援をお願い致します。

大和の国、葛城山に年古く住む、土蜘蛛の精魂は国を意のままにせんと図り、まず、当時都で

武勇の誉れ高い、源頼光を亡き者にせんと機を伺います。

時良く頼光の侍女、胡蝶が典薬の頭より薬を持ち帰ることを知ると、すぐさま侍女を襲い、

その胡蝶になり替わって頼光に近づき、毒薬を飲ませて命を狙います。

頼光が源家の宝刀・膝丸で防戦すると、手傷を負った土蜘蛛の精魂は葛城山へと逃げさりまし

た。

危うく難を逃れた頼光は、この太刀を蜘蛛切丸と命名し、四天王・碓井貞光・卜部季武に授け、

葛城山に向かわせます。

貞光・季武は激闘の末、めでたく土蜘蛛の精魂を成敗するという物語です。

天照大御神の弟、武速素戔嗚尊命が高天ヶ原より出雲の国に降り、斐の川を上る途中老夫婦、

足名椎・手名椎一人娘奇稲田姫が嘆き悲しんでいるのに出会い訳を尋ねると、

「我らには八人の良き娘がおりましたが、鳥上山に一つの胴に八つの頭をもった大蛇が

棲み着き、毎年一人ずつ娘をさらわれ、残る一人の娘もさらわれるかと嘆き悲しんでおります」

と答えました。

命は必ずその大蛇を退治する約束をして毒酒を造らせ、大蛇が飲み酔い伏した時に十束の剣にて

ずたずたに退治しました。

そのとき大蛇の体内から一本の剣が出てきました。

これを「天の叢雲の剣」と命名します。

後に三種の神器である「草薙の剣」と改名され熱田神宮に奉納されています。

お問い合わせ