令和7年度【第3回あさきた神楽公演】鈴張神楽団

鈴張神楽団は昭和26年に地元の方によって結成されました。

神楽団結成から、衣装や道具などは全て地元の方々に寄付によって支えられ、毎年秋に行われる

宮崎神社での秋祭りを中心に、地元に根づいた活動を行っています。

近年になり、新たな世代交代を向かえ、後継者不足問題へも力を注ぐようになり、

SNS(Instagram・ティックトック)で神楽の魅力を発信するとともに、神楽奉納を通して

神楽に息づく先人達の思いを受け継ぎ、後世へと伝えていけるよう、団員一同精進したいと

思います。

平安時代。その罪により、京の都を追われ、信州戸隠山へと流罪となった女がありました。

その名を紅葉といい、戸隠の里で心穏やかなる日々を過ごしましたが、

都の暮らしに思い断たれず、生まれながらに「第六天魔王」の加護を受けた紅葉は、

身に着けた妖術を以って、近隣の村々を荒らし、財を掠め、その手は、その名「紅葉」の

如く、血に染まっていきました。

その頃、中納言「平維茂」は、都を離れ三河、遠江と狩りの旅に興じ、戸隠山の錦に

心奪われ、、道に踏み迷ってしまいます。

道を尋ねる里人を求める主従の前に一軒の山家が現れ、女主の誘うままに紅葉狩の酒宴に

杯を重ねます。

維茂主従が酔いつぶれると、頃やよしと、女たちは、黒髪を振り乱し、夜叉の形相を現して、

その五体を引き裂かんととびかかります。

一命危うい時、維茂が日頃から信心よせる八幡大菩薩が現れ、主従に神剣を授けます。

維茂主従は、鬼の岩屋で激戦の末、戸隠の鬼女を見事成敗するのでありました。

        戸隠の山は 静かに眠るとも めぐる今宵の月の杯

鬼女の変化にご注目ください。

都の闇には、人に非ざるモノが跋扈する。

都人は、夜の闇を恐れ、闇の帳にまつろわぬ異形の者の姿を見つけていました。

都の守りの要「摂津の守 源頼光」は、都に現れる怪物を退治させるべく、自らの

家臣の中で、その武名で知られた「四天王 渡辺源吾綱」を一条戻り橋へと向かわせます。

綱が辻堂に怪しき気配を感じ、乗り込めば、旅の老婆が一人身を震わせていました。

「修行の旅の者にございますが、折り悪しく病を得て、これに休んでおるものでございます。」

老婆を不憫に思った綱は、自らの屋敷にて養生せよと案内します。

道中、言葉を交わす綱と老婆でしたが、綱の身の上を知ると薄ら笑いを浮かべる老婆。

その正体こそ、「丹波国大江山の鬼神 茨木童子」でありました。

童子は、綱を打ち倒し、大童子「酒呑童子」の酒肴とせんと、掴み掛りますが、

石清水の神のお告げにより、加勢に現れた坂田金時と綱の前に左腕を切り落とされ、

復讐を誓い、大江山へと飛び去って行きました。

茨木童子が場面に応じて変化していく姿にご注目ください。

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