令和8年度【第5回あさきた神楽公演】あさひが丘神楽団



昭和62年に発足したあさひが丘神楽団は、「振興団地の中に郷土芸能を」
という取り組みの一環としてスタートしました。
古き伝統の旧舞、新しい時代の新舞を伝承し、神楽奉納を通して神楽に
息づく思いを後世へと伝えていけるよう、精進してまいります。

源頼光が、東国賊徒平定のため渡辺綱を供に連れ、信州明山にさしかかります。
明山には以前北面の武士の妻でありながら、夫別して都を追われた女性が住み、
世を呪い人を恨み、一子怪童丸とともに山賊になりさがっていました。
この山姥が頼光を狙いましたが、頼光の武勇の前に屈し、せめてとも怪童丸の助命を
願います。
頼光は母の情に感じ山姥を許し、怪童丸を家来にします。
これが後の四天王の一人、坂田金時です。

都の守護を命じられた源頼光は、毎夜戻り橋に現われて人々を悩ます怪物退治 を
四天王の中でも武勇に優れる渡辺綱に命じます。
綱は早々に一条戻り橋に向かい、辺りの様子をうかがっていると、丹波国は大江山に
住む、茨木童子が現れ戦いとなります。
戦いの中で、綱は茨木童子の左の腕を切り落とし、茨木童子は大江山へと逃げ帰ります。
綱は頼光の館へたち返り、戻り橋での合戦の様子を報告すると、頼光は切り取った
左の腕が災いを起こす恐れがあると、綱に七日間の物忌を命じます。
その頃、大江山の酒呑童子は、子分かわいさの念から左の腕を取り返さんと、
綱の乳母・白妙に化けて綱の館に向かいます。
白妙に化けた酒呑童子は綱に左の腕を見せるよう頼むも、なかなか見せてもらえません
でしたが、白妙の情に訴える話術により左の腕を見せました。
左の腕を奪い返した白妙は酒呑童子へと姿を戻し、綱を妖術によって倒してしまいます。
酒呑童子は茨木童子を呼び寄せ、取り返した左の腕を茨木童子に揉み付けて、
綱を大江山へ連れ去ろうとします。
そこに石清水八幡のお告げを受けた頼光と卜部六郎季武が駆けつけ戦いとなりますが、
酒呑童子達は虚空飛天の妖術を使い、大江山へと飛び去っていきます。