当神楽団は土井泉(どいいずみ)神社を守護神として昭和57年発足。
山県舞(矢上系6調子)、高田舞(阿須那系8調子)の流派の異なる両舞を継承しております。
伝統ある郷土芸能を古き先人より学び「情感」ある神楽を目指し、我々の神楽が皆様方の
エネルギーとなればと願う所存でございます。
後継者育成に努め、地域に根ざし、人々の心の故郷となるよう団員一同努めてまいります。
何卒温かいご声援、ご指導賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
大和は葛城山に古くから住んでいたという土蜘蛛の精魂が、朝廷に従わず世を乱して抵抗を
続けていましたが、時の朝廷の武士である源頼光が重い病になったと聞き、頼光の侍女・胡蝶
にと化身します。
頼光が侍女・胡蝶に典薬の守から薬をもらい受けるように申し付けたのを幸いに、その薬を
毒薬にすり替え、頼光に飲ませ殺めようとしますが、頼光の枕元にあった源家の宝刀「膝丸」の
威徳によって土蜘蛛の精魂は手傷を負い、葛城山へと逃げ帰ります。
頼光はその太刀を「蜘蛛切丸」と改めて四天王に授け、葛城山の土蜘蛛征伐を命じます。
四天王は土蜘蛛の流血のあとを追って、ついに葛城山にたどり着き、激闘の末、
めでたく土蜘蛛を退治するという物語です。
胡蝶が段々と鬼女になる様子がにご注目ください。
弟神の須佐之男命(すさのおのみこと)の悪業を嘆いた天照大神(あまてらすおおみかみ)は
岩戸に籠もられます。
すると世の中は常闇となり、作物は枯れ、災いが重なります。
そこで、高天原の八百万の神々は天安河原(あめのやすかわら)に集い、大神にお出まし頂く
ため、相談をします。
そして、岩戸の前で宇津女命(うずめのみこと)が舞い、賑やかに神々が楽しむ様子を不思議
に思われた大神は岩戸を少し開かれます。
これを待ち構えていた手力男命(たぢからおのみこと)は大岩を押し開き、大神をお迎えし、
再び大地に光が戻ったという物語です。
この舞は児屋根命が翁舞、太玉命は神舞い、大神と宇津女命が女舞、
手力男命は荒舞というように、それぞれの舞方が組み合わされているのが特色です。